写し鏡

いつも一緒にいてイライラする子がいた

どうしてそうなってしまうのか考えていた

 

湖の淵には木があった

空はいつものように高かった

 

ふと湖に目を向けると、空や木が映っていた

しばらくぼんやり考えていた

 

そうか、湖は私自身であり、空や木はあの子なんだ

お互いの欠点を写している鏡なんだ

似ているからこそイライラしていたのかと気づいた